ビッグ・ファイブとは
人のパーソナリティ(性格)を特徴づけたり表現したりする際に用いる5つの因子(要素)のこと。ビッグ・ファイブ理論や特性5因子モデルとも言う。パーソナリティの研究において、1980代後半に欧州で形成され、現在、世界で最も受け入れられている理論である。
研究者などによって5つの因子名は一部異なるが、ラーニング・マスターズの診断ツール「Facet5」では、5つの因子を以下のように設定している。
- 意志:自らの信念・考えに対する固執やこだわりの程度
- エネルギー:他者との関係性を必要とする程度
- 配慮:他者に対する寛容性や支援性の強さの程度
- 自律性:自己規律や責任感の強さの程度
- 情動性:緊張やストレスの感じやすさの程度
各因子のスコアが高い場合と低い場合とで特徴が異なり、5因子全体の診断(分析)により、その人の人物像(プロファイル)が明らかになる。
なお、この5因子は、Facet5社のノーマン・バックリー(Norman Buckley)博士によるもの。ラーニング・マスターズはこの5因子に基づいた「パーソナリティ診断(Facet5)」を提供し、リーダーシップやキャリア開発、ストレス対応などのために自己理解を深めたい人を支援している。
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