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4MAT(フォーマット)

4MATとは

研修の効果を高めるためのコースデザイン理論(インストラクショナル・デザイン理論)。バーニス・マッカーシー(Bernice McCarthy)が開発。

講義を通して原理・原則を学び、それを踏まえて具体的事象を考える演繹的アプローチではなく、受講者がまず討論や作業・ゲームなどの経験をし、「経験から学びを引き出す」という帰納的アプローチをとるのが特徴。4MATの「4」は、以下の4つのプロセスに由来している。各プロセスにはそれぞれ2つのステップがあり、全体では8ステップ。なお、4MATの「MAT」はマット、敷物の意。

  1. 経験学習(討論や作業・ゲームなど):「1.経験」「2.振り返り」
  2. 概念形成(講義):「3.関連づけ」「4.理論/コンセプト」
  3. 練習と習得:「5.簡単な練習」「6.本格的な練習」
  4. 計画と実践:「7.実践への準備」「8.実践」

4MATの8ステップは、新しい研修の設計や既存研修の見直しの際の拠り所になる。このプロセスに沿ってコースデザインをすることは、講義中心や、講義のあとに経験へ進む場合に比べると、「気づき」が多く生まれるという点で優位性がある。

ラーニング・マスターズの教育研修プログラム「研修コースデザイン」では、4MATに基づいたコースデザインの方法を紹介し、研修の内製化を支援している。

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