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ホテルチェーンにおける次世代経営層育成【アールエヌティーホテルズ様】

    J.D. パワー※1によるホテル宿泊客満足度調査において、7年連続でNo.1を獲得したリッチモンドホテルを運営する、アールエヌティーホテルズ株式会社様で実施した、「次世代経営者層育成プラン」の事例をご紹介します。

    総括支配人の現有メンバーが抱えているパフォーマンス(日常行動)上の課題を、人的マネジメント分野を専門とするラーニング・マスターズ株式会社と、経営・財務分野を専門とする株式会社TIM Consultingとのコラボレーションによって、解決しました。

    ※1 株式会社J.D. パワー アジア・パシフィックは顧客満足度に関する調査・コンサルティングを行う専門機関

    企業概要

    社名 アールエヌティーホテルズ株式会社
    設立 2004年(平成16年)4月1日
    資本金 1億円
    売上高 2017年度実績 269億43百万円
    会社規模 1,270名(2018年3月31日現在 パート・アルバイト含む)
    URL https://rnt-hotels.co.jp/

    次世代経営者育成プランの概要

    目的 総括支配人の現有メンバーから、次世代経営層(営業部長)を育成する
    内容 課題全体をカバーする研修、研修前後の診断、実践と成果発表のPDCA
    受講対象者/人数 統括支配人(エリアを統括し、自らも店舗の支配人を担う)9名
    期間 2年間(2015年11月~2017年12月)

    抱えていた課題

    •  多忙の中でも、自店舗以外の管轄店舗の状況も把握してほしい。
    •  本来経営者の視点で、管理会計数値から配下の店舗の課題を見出し、経営指導をしてほしい(まだ一支配人の視野から抜け出せていない)。
    •  単に売上と稼働率を上げるのではなく、経営(「ヒト」「モノ」「カネ」の統合マネジメント)の視点に立った課題発見、課題解決ができるようになってほしい。

    2年間の実施内容

    確実な成果をあげるために、以下のような形で、研修、診断、実践と成果発表のPDCAをくり返しました。特に、当社とTIM Consulting社の講師が2名で登壇したことと、アールエヌティーホテルズ様の協力によるリアリティの高いロールプレイが、成果に大きく影響したと見ています。

    統括支配人フォロー研修全体像(クリックでPDFが開きます)

    キックオフ研修
    【パフォーマンス・コンサルタント 奥野、株式会社TIM Consulting 吉田社長】

      ※以下【 】内は、メインのファシリテーター/講師

    • 営業部長のあるべき姿を描くことで、目指す姿を具体化する。
    • ホテル経営の根本的なビジネスモデルを理解し、エリアの経営戦略を立案する。
    • エリアの経営戦略を元にした、エリア各店舗の中長期戦略を立案する。

    業務マネジメント研修
    【主担当:TIM吉田】

    • 「ヒト」「モノ」「カネ」の統合マネジメントを行うために必要な経営財務を学び、ホテル経営の根本を理解する。

    人的マネジメント研修・管理者行動診断の結果フィードバック
    【奥野】

    • 人のマネジメントの現状を多面評価で客観把握し、自己課題に基づいたマネジメントスキルを身につける。
    • 部下(配下の支配人等)の生産性と充実感を両立するポイントを6つの視点から整理し、特にフィードバックスキル(褒める・叱る)において実場面を想定し、演習により身につける。

    KPIに基づく運営
    【統括支配人全員、奥野、アールエヌティーホテルズ事務局】

    • ウェブフォローツール(Habi*do)を活用し、奥野がガイド。日々の行動目標実践と相互フィードバックを行う。

    成果発表会①
    【TIM吉田、奥野、アールエヌティーホテルズ経営陣・事務局】

    • 立案した戦略を、日々のマネジメントで実践し、その経緯と結果を発表。質疑応答と講師からのフィードバック。
    • 発表後、受講者と講師陣で振り返りミーティング。
    • 発表後、各個人の取り組み、および発表に関し、個別に書面にてフィードバック。

    統括フォロー研修
    【TIM吉田、奥野】

    • 「ヒト」「モノ」「カネ」の統合マネジメントを再度確認。取り組む業務目標につき、統一の指標(KPI)を設定。
    • 一連の行動を再度整理し、統括支配人相互に検証することで、その精度を高める。

    KPIに基づく運営・成果発表会②
    【TIM吉田、奥野】

    部長ミーティング
    【TIM吉田、奥野】

    • 研修参加者の上司である営業部長に、統括の状況をヒアリングし、進捗の共有と対策の協議。

    プレ発表チェック
    【TIM吉田、奥野】

    • 最終発表会の2ヵ月前に、現段階の取り組み状況・進捗状況を発表し、方向性の確認を行う。

    KPIに基づく運営・最終成果発表会
    【TIM吉田、奥野、アールエヌティーホテルズ経営陣・事務局】

    • 最終的に、設定したKPIを元に、生産性と充実感の両立を図るためどのような取り組みを行い、どうなったかの成果発表を行う。

    研修の効果

    2年間の成果と成長度により、9名の候補者から3名の「新営業部長」が誕生しました。その成果にとどまらず、本業態での「ヒト」「モノ」「カネ」の統合マネジメントについて「あるべき姿」が共有でき、次世代経営人財育成につながる体系が完成したと、高い評価を頂きました。

    また、2年間の育成プラン終了後にとった受講者アンケートには・・・

    • 業績をあげることと、従業員の充実感を高めることの、両立を考えるようになった。9名中8名)
    • 部下との目標合意に関して、説得力のあるコミットを引き出せるようになった。9名中6名)
    • パーソナリティをふまえたマネジメントができるようになった。9名中5名)

    といったコメントを頂いています。

    研修担当者からのコメント

    アールエヌティーホテルズ株式会社
    企画部 教育企画課 課長 岡本様

    ラーニング・マスターズさんは、当社の事情をよく理解し、依頼したことを形にして提案してくれました。必要な研修機会を必要なタイミングで実施してくれたとともに、ラーニング・マスターズさんの提携先と連携し、社外リソース(TIM Consulting)までをも活用して、今回の2年間のプロジェクトを設計、実施してくれた点が評価できます。

    また、講師が直接打ち合わせをしてくれるため、意思疎通がしっかりできる点がありがたいです。さらに言えば、状況に合わせて臨機応変に助言し、対応してくれるところも助かりました。

    ラーニング・マスターズからのコメント

    ラーニング・マスターズ株式会社
    パフォーマンス・コンサルタント 奥野 幸治

    人や組織の問題の解決をお手伝いするラーニング・マスターズとして、「2年以内に現有メンバーから営業部長を4人補充したい」というご要望を、なんとしてもかなえたい、そして会社の将来を担う人材を育成することを手伝いたいと思いました。

    ヒューマンスキルの研修だけでは足りない部分があると考え、経営財務の頼れる専門家であるTIM Consultingさんの協力を得て、「ヒト」「モノ」「カネ」の統合マネジメントを実現するための体系を作りあげました。

    開始当初はレベルも意欲もさまざまで、新規開業やほかのプロジェクトで、研修どころではない方々もいて、当初はなかなか足並みが揃いません。しかし、本社からの社長や取締役、その他部長陣のオブザーブや、ロールプレイの場面設定への全面協力など、会社を挙げて育成に取り組む姿勢が、受講者の皆さんに火をつけ、私たち講師陣にも刺激となりました。

    研修後の実践では、ウェブシステムを活用したフォローアップツール(Habi*do)で、参加者の皆さんが本気で悩みを打ち明けたり、情報共有するようになったりと、一体感が生まれました。また、業績と日々のマネジメント状況の発表では、講師陣から厳しい指摘をされつつも、誰ひとり脱落することなく、それぞれが成長を実感されたように思います。


    使用した教育研修プログラム

    受講者アンケート結果

    アールエヌティーホテルズ株式会社様で2年間実施した「次世代経営層育成プラン」終了後のアンケート集計結果です。

    導入事例インタビュー

    次世代経営者層育成プランを2年間かけて実施したアールエヌティーホテルズ株式会社にて、研修企画者に率直な感想をお聞きしました。

    PMI Registered Education Provider ロゴ、およびPMP 、PMBOK® Guideはプロジェクトマネジメント協会(PMI)の登録商標です。

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