自己理解から導くキャリアの本質とは
キャリア形成への効果的なアプローチ
キャリアに向き合うときに、私たちがまず考えることは「何を目指すか」「どうなりたいか」です。そして、それと同じぐらい大切な要素に「自分が何に向いているか」があります。しかし、実際のキャリア研修では、その問いに答えられない人が多くいます。
キャリア研修受講者の悩み
- 自分を客観的に説明できない
- 今の役割や業務内容は得意なことなのか、無理をしているのかが分からない
- できることとやりたいことが結びつかない
人は、経験を重ね、仕事での役割が増え、周囲の期待を受け続けるうちに、周囲から求められる姿に自分を合わせようと対応します。そうすることで、その人本来の強みや動機、自然な行動の傾向や特性が見えにくくなっていきます。
こうしたキャリア形成の悩みに効果的なアプローチとして、パーソナリティ診断ツール「Facet5」があります。今回は、パーソナリティ(人格や性格など、人が持っている傾向)の理解が、キャリア形成にどのように役立つかを紹介します。
- キャリアを考える土台が分かる
- 強みが活きるキャリアのヒントが得られる
- キャリア形成の選択基準が見えてくる
- 組織の生産性を高める
1. キャリアを考える土台が分かる
パーソナリティ診断では、以下の5つの因子を用いてパーソナリティを説明します。
- 意志:自らの信念・考えに対する固執やこだわりの程度
- エネルギー:他者との関係性を欲する程度
- 配慮:人に対する見方や援助姿勢の程度
- 自律性:自己規律や責任感の程度
- 情動性:緊張やストレスの受け取り方の程度
職務への適性や、志向性といった詳細なレポートによって、これまで漠然ととらえていた「自分らしさ」を、言語化された具体的な表現で、客観的に理解できるようになります。
パーソナリティ診断で分かることの例
- 力を発揮しやすい環境は?
- ストレスを抱えやすい場面は?
- モチベーションが上がる仕事は?
こうした自己理解が、キャリアの方向性を考える「土台」となります。
2. 強みが活きるキャリアのヒントが得られる
一般的にキャリアの停滞を「能力不足」に求める傾向がありますが、それ以上に大きな要因として、求められる役割とパーソナリティのミスマッチもあります。
例えば、5つの因子の1つ「他者との関係性を欲する程度」が違うだけでも、1人で調べて考えたい人と、皆で話し合って考えたい人とでは、得意だと感じる業務と苦手だと感じる業務が大きく異なります。
現在の職務では、どの部分が強みとマッチしていて、どの部分で努力が必要なのか、次のキャリアの節目では、どういったことに気をつけるべきかなど、自身の強みと弱みから、自分の適性や今後のチャレンジへのヒントが得られます。
3. キャリア形成の選択基準が見えてくる
自己理解を深め、強みの「使いどころ」が整理されることで、数あるキャリアの選択肢を評価する軸を得ることができます。「向いている仕事」を理解したその先で、「何を大事にしたいか」といった働き方への価値観や、「自分はどう働きたいか」「働くことでどのような価値を発揮したいか」といったキャリアの本質まで考えられるようになります。
キャリア研修では、受講者の迷いや不安といった定性的かつ抽象的な事柄を取り扱いますが、パーソナリティ診断には、定量的かつ具体的な結果レポートを用いたフィードバックがあります。自己理解を深められるだけでなく、結果レポート自体が具体的な行動ガイドラインとなり、個人の行動変容にもつながります。
「自分に必要なキャリア」を十分に納得して選び、進んでいける道が、この先に形成されていくはずです。
4. 組織の生産性を高める
パーソナリティ診断は、個人のキャリア支援にとどまらず、組織の生産性を高めるためにも役立ちます。
- 「適材適所」の精度が高まる
- ハイパフォーマーの成功要因が言語化される
- チームビルディングが進み、生産性が向上する
- 退職リスクの早期発見につながる
- 心理的安全性が高まり、組織のコミュニケーションが円滑になる
個人のキャリアの質と、組織の生産性の双方を高めるパーソナリティ診断を、ぜひ活用してください。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。







