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複雑化する教育研修担当者の悩みを
解決するには

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あいまいでとらえどころのない課題の解決策を探す

課題がつかみきれない教育研修担当者の悩み

当社が、企業の教育研修担当者の方々から受けるご依頼やご相談では、「5年目社員にロジカルシンキングの研修を実施したい」というように、対象者とその課題、研修内容まで示されることが多くあります。

しかし、近年は、課題がつかみきれない、明確な解決策が思い浮かばない、どうすればいいか、という相談内容が増えてきています。例えば、「社内の人事制度をジョブ型に転換した。制度説明や職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)の書き方の指導をしているにもかかわらず、現場が大混乱している。どうすればいいか」といったものです。

解決すべき状況はあるが、何をどうすればいいのか分からない――あいまいでとらえどころのない複雑な課題に対して、教育研修担当者が、経営幹部から「どうにかしろ」と解決策を求められることもあるようです。

「壁打ち相手」としての専門家

働き方の多様化や、雇用の流動化といった変化し続ける社会を背景に、教育研修担当者の課題は多岐にわたります。そういった課題を整理し、優先順位をつけたうえで、研修で解決できることと、できないことの整理も必要です。状況に合わせて、対応を適切に選択し、解決策としての研修をどのように設計し、運営するかを検討していくことになります。

しかし、実際には、教育研修担当者の人員が限られていたり、研修企画や設計の専門的な情報が不足していたり、時間がなかったりして、上述のような深い検討まではできないことが多いようです。

そのような教育研修担当者に大切なのは、信頼できる「壁打ち相手」を持つことです。日々研鑽し、多くの知見を持つプロを、壁打ち相手、すなわち「あいまいな問題意識をぶつけて明確化していく相談相手」にしてください。壁打ち相手との対話だけで、複雑な課題がすっきり解決する場合もあります。

当社のパフォーマンス・コンサルタントは、人と組織の専門家として、最適な壁打ち相手になり得ると自負しています。当社はおもに人材開発領域で多くの企業のサポートをしていますが、人事制度や組織戦略との整合性を取る必要から、組織開発領域に関わることもあります。「人」の問題はもちろん、組織、そして、しくみや戦略についても、課題の明確化や、研修だけではない解決策のデザインなどをお手伝いできます。

9月には、忙しく、悩みが尽きない教育研修担当者の皆さまに向けて、研修内製化のポイントを紹介する無料セミナーを実施予定です。内製化をうまく進めている企業の最近の事例も参考に、戦略実現のための研修内製化に失敗しないためにはどうすればいいのか、役立つ情報を研修のプロがお伝えします。

研修内製化にお困りの方や情報収集されている方、また「壁打ち相手」を必要とされている方に、ぜひご参加いただきたいセミナーです。

奥野 幸治

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