「ほどよいストレス」を保つには
ストレスとの向き合い方
忙しいスケジュールや、さまざまなプレッシャー、ときには私生活の悩みも重なるなど、ストレスを感じる場面は多くあります。
「ストレス」と聞くと、悪いもの、避けたいものというイメージを持つ方も多いかもしれません。一般に「心身に負荷がかかった状態」として認識されていますが、心理学で知られるヤーキーズ・ドッドソンの法則によれば、ストレスには2つの顔があります。
過度なストレスは心身に悪影響を及ぼし、生産性を著しく下げる要因になります。一方、ストレスがまったくない状態もまた、生産性を低下させます。そして実は、適度なストレスは、私たちの生産性を高めています。
例えば、とうてい達成不可能な目標を上司から勝手に設定されれば、過度なストレスが発生するでしょう。しかし、目標や報酬がまったくない状態で生産性を維持するのも、難しいはずです。目指すべきは、「ほどよいストレス」を保ちながら働くことです。
ストレスと上手に付き合う
ストレス対策として、企業が常に社員一人ひとりに最適なサポートを行うのは、現実的ではありません。また、どれだけがんばっても、日々のストレスをゼロにはできません。しかし、日常的に実践可能なストレスマネジメントの方法を一人ひとりが学び、ストレスと上手に付き合いながら、高い生産性を維持することは可能です。
ストレスマネジメントの第一歩は、自分自身が抱えているストレスの整理です。具体的には、現在のストレスを書き出して言語化し、「重要度」と「コントロール度」の軸で分類してみましょう。
特に注意すべきは、「重要度」が高く「コントロール度」が低い事項です。図2では、左上になります。このストレスに対しては、意識的に「受け入れる」「気にしすぎない」といった努力が求められます。または、周囲に相談する、協力を得るなど、コントロール度合いを高める工夫をするのもいいでしょう。
2月に開催する無料セミナーでは、こうしたストレスとの上手な付き合い方を、特にストレスのコントロールに焦点を当て、シンプルで日常的に実践できるストレスマネジメントの方法をご紹介します。自分自身のストレスと上手に付き合っていきたい方や、ストレスマネジメントの研修を検討されている方は、ぜひご参加ください。
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