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「箱の外」で考えるためのラテラルシンキング

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固まった処理パターンにとらわれないアイデアを考える

無自覚のまま作られてしまう思考の「箱」

「ラテラルシンキング」は日本語では水平思考と訳され、従来の発想にはとらわれない思考法として、注目を集めています。ビジネスの世界でも、ロジカルシンキング、クリティカルシンキングと合わせて、「ビジネスパーソンに必要とされるトリプルシンキング」などとも言われているようです。

今回は、難しい理論はさておき、なぜラテラルシンキングで新しい発想ができるのかという話です。私たちの脳の機能は、「記憶する」「考える」などさまざまなものがありますが、一言で表現すれば「処理(Processing)」になるでしょう。何らかのインプットがあって、それをアウトプットする「処理」の集合体と言えます。

ラテラルシンキングの生みの親であるエドワード・デボノ博士は、著書(※1)で、脳の特長を「自らパターンを作る(Self-Organize)」と述べています。脳の「処理」は、自ら作り上げたパターンで行われ、1度「処理パターン」が作られてしまうと、そのパターンで処理しようとする力が強く働きます。

考えや、新しいアイデアの発想に行き詰まってしまうとき、英語では「Think out of the box」、すなわち“箱の外で考えよう”と言うことがあります。「処理パターン」がこの「箱」だとすると、私たちは、無自覚のまま「箱」の中で考えてしまい、また「箱」の中で考える力が強いため、なかなか「箱」から出られないということになります。

ラテラルシンキングで「箱」から出て考える

「箱」から出て考えるには、どのようにしたらいいのでしょうか。思考の観点は、大きく2つあります。1つは「何について考えるか?」そしてもう1つは「どのように考えるか?」です。

1. 何について考えるか?

「何について考えるか」は、すなわち、“「どこに」もしくは「何に」焦点を置いて考えるか”ということです。一見シンプルですが、考えるエネルギーを注ぎこむ場所を決めることは、アウトプットに大きな影響を与えます。

ラテラルシンキングを学ぶ研修で、あるとき、まず始めに「働き方改革を推進するためのアイデア」に焦点を置きました。しかし、なかなかアイデアが出てこなかったので、「有給休暇をもっと取得するためのアイデア」や「上司の目を気にせずに帰るためにはどのようにすればいいか」などに焦点を置いてみたら、とたんに考えやすくなったということがありました。

「焦点を置くところを考える」こと自体、「箱」の中に入ったままでは、新たな発想も出てきません。「箱」の外に出て、「焦点をどう設定するか」を考える部分も、ラテラルシンキングで対応できます。

2. どのように考えるか?

「どのように考えるか」は、まさに、“「箱」の外でアイデアを考える”ということになります。箱の中で考えようとする力は、強いものなので、箱の壁をどう乗り越えるかがポイントになります。

ラテラルシンキングでは、この壁を乗り越えるための踏み台を、ラテラルシンキングツールとして用意しています。ラテラルシンキングツールも、ラテラルシンキングと同様にデボノ博士の手によるものです。ツールには使い方があり、その使い方を習得することで、誰もが、これまでにない新しいアイデアを考えられるようになります。

ラテラルシンキングの基になる考え方とラテラルシンキングツールの一部を紹介しましたが、11月に開催する無料セミナーでは、ラテラルシンキングツールを実際に体験していただけるようになっています。この機会にぜひ、“「箱」から出て考える”を試してみてください。

近藤 克明

※1

Edward De Bono.(1969).The Mechanism of Mind.
ラテラルシンキング(Lateral Thinking)について

ラーニング・マスターズ株式会社は、「ラテラルシンキング」と「シックス・シンキング・ハット」の版権元であるエドワード・デボノ社(Edward de Bono Ltd.)、および、両プログラムの供給元であるデボノ・シンキング・システムズ社(de Bono Thinking Systems)より、日本における研修提供の許可を受けている公式ディストリビューターです。

公式ディストリビューター以外が、「ラテラルシンキング(Lateral Thinking)」および「シックス・シンキング・ハット(Six Thinking Hats®)」の表記を使用した研修を実施することは、上記両社より禁じられています。

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