求められる個人の自律的なキャリア形成
自分のキャリアを主体的に考えるために
VUCA時代、人生100年時代と言われる現在、一人ひとりが自分のキャリアを主体的に考え、継続して開発する姿勢が求められています。みなさんは3年後、5年後、10年後、どのような自分のキャリアを考えているでしょうか。また、企業の教育研修担当者として、社員のキャリア形成をどのようにサポートしているでしょうか。
キャリア形成の重要性は理解していても、自分のキャリアを主体的に考えるのは、やはり難しいという声をよく聞きます。キャリアには、「これ」と決まった形や正解はありません。一人ひとりの価値観や多様性を活かすためにも、「やりたいことは何か」「大事にしているものは何か」「得意としていることは何か」など、自分に向き合い、自分で答えを見つける必要があります。
継続して考えていくキャリア
どのように自分のキャリアを見つけていく、あるいは考えていくのか、まず重要なのは、キャリアについて考える機会を作ること、触れる機会を増やすことです。
一度実務から離れて、キャリアについてじっくり考えてほしいといった場合には、キャリア研修も有効です。しかし、それだけで個人のキャリア意識を醸成できるかというと、実際はなかなか難しいでしょう。個人が自分のキャリアについて考え、それを形成していくためには、1回の研修ではなく、継続したキャリア開発のサポートが必要です。
キャリア開発サポートの例
- 上司との1on1やMBO面談で、キャリアについて話す機会を設定する
- キャリアについて、定期的に先輩社員の経験を聞く機会がある
- 毎月、人事からキャリアについて発信する
このように、キャリアについて考える機会だけではなく、継続して考える機会やしくみをつくります。そうすることで、キャリア形成プランのブラッシュアップにもつながるでしょう。
3月に開催する無料セミナーでは、「自分で考え実現する 自律的なキャリア形成」をテーマに、組織としてどのようにキャリア開発のサポートができるのか、実際の事例も交えて紹介します。キャリア教育を検討中の方、キャリア教育に課題を感じる方など、ぜひご参加ください。
- 【2024年3月開催】自分で考え実現する 自律的なキャリア形成
- 働く個人それぞれがキャリアを考え実現するために、会社としてどう関わっていけばいいのか、実際の事例も交えてこれからの自律的なキャリア形成を紹介します。