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新入社員と接するときに大事な探求の気持ち

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「常識」の違いを探求する

新入社員との「遭遇」

多くの企業では、新入社員を迎え入れ、人事系部門が忙しい時期です。当社でも、毎年多くの新入社員研修を実施します。研修講師として、受講者である新入社員に接するとき、自分が常識と思っていることが、彼らにとってそうではないと気づくことがあります。例えば、研修初日の朝の場面です。

会場に入ると、新入社員からは「知らない人間がやってきた」といった目線が向けられますが、ほとんどの場合、彼らは研修準備をしているこちらの様子をあまり気にかけることもなく、横を素通りしたりします。こちらも自己紹介をする前ではありますが、新入社員研修以外のこういった場面では、受講者から軽い挨拶を受けます。

学生時代に、校内で見知らぬ人とすれ違っても特に挨拶はしないのが「常識」だったとすれば、当然なのかもしれません。しかし、社会人としての「常識」は、社内にいる見慣れない人が大事な顧客だったり、自社の役員だったりするかもしれないなどと想像するまでもなく、自分たち一人ひとりが所属する組織の名前を背負っていることを理解しながら、誰にでも挨拶をすることです。

互いがともに成長できる教育とは

上記は一例ですが、細かい点まで含めて、数限りなく「常識の違い」が挙がるでしょう。人は、このように自分の常識から外れると感じる言動に触れたとき、感情が揺さぶられます。

指導する社員の反応の例
  • 「どうしてうちの新人は、○○しないんだ?」
  • 「こんなことも知らないなんて!」
新入社員の反応の例
  • 「そんなこと、する必要ある?」
  • 「そんなの教えてもらってないよ!」

新入社員と接するときには、常にこうした「未知との遭遇」が起きます。「社会人ならこうすべきだ!」のような怒りではなく、ぜひ、探求の気持ちで、「なぜ、△△をするのだろう? どんなことを考えているのだろうか?」といった思考を心がけてください。

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林 健太郎

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