Facet5の国際会議に参加しました
Facet5を扱う各国のパートナーが集まる国際会議が、2017年10月17日~20日の4日間にわたりポーランドで行われ、日本からは、ラーニング・マスターズが参加しました。参加者は、18ヵ国の国籍からなる30名のメンバーで、各地域でパーソナリティ分析を用いた人材開発や組織開発を展開している、人事コンサルティング領域のプロフェッショナルたちです。
会議では、各国のパーソナリティを踏まえたパフォーマンス・コンサルティングの事例を共有したり、Facet5社が開発した、新たなコンサルティングツールを体感して意見交換をしたりしました。
会議の様子は以下の動画からご覧いただけます。(100秒ムービー)
今回のコラムでは、会議で紹介された、新たな3つのサービスとその概要をお伝えします。
1. Coaching Affinity
管理者と部下間や、リーダーとメンバー間におけるパーソナリティの違いと、そこからから生まれる2人の関係性における強みや懸念、そして、管理者やリーダーが抱えると推測される葛藤や課題を、分析するツールです。
マネジメント研修やコーチング研修に診断を加え、部下やメンバー個々に対する具体的な関わり方のアクションプランを立てるのに有効です。
2. SuperSkills™
診断対象者の、パーソナリティ上の先天的な「会話力」の有無を診断するツールです。
診断の結果は、「会話に対する集中力」「自己認知の有無」「傾聴力」「主張力」「会話の構成力」という要素に分けて診断され、「本人が強みとして持っていること」「開発が必要なこと」「抑制すべきこと」の3つの視点からのアドバイスがあります。
一般的に、多くのビジネスパーソンは、「会話力」はすでに備わっていると思いがちですが、「言うべきことを言えない社員」「人の話に耳を傾けられないリーダー」「忙しすぎて部下との会話に集中することができていない管理職」など、日常のコミュニケーションに関する課題が出てくる組織は少なくありません。
外部環境の変化が激しい中で、1人のリーダーがすべてを導くのではなく、常に組織構成員の対話を通した、より良い意思決定を目指す組織において、「会話」を見直すことで、より良い「対話」を促すことに役立ちます。
3. Facet5 GPS
昨今のHR Techのトレンドを受け、Facet5の診断結果をオンラインで管理して、個人のパーソナルデバイスで、いつでも確認できるようなサービスに進化させていくことが発表されました。
Facet5の診断を受けた方は、互いに承諾したほかの受検者と結果データを共有して、相互の人間関係をスムーズに進めるヒントをオンライン上で得る、自国以外の人と協働するケースでは、他国の人から自分がどのようなパーソナリティに見えるのかを簡単に分析することができる、といった機能が、現段階での情報です。
短期間でメンバーが入れ替わるプロジェクト型組織で働くビジネスパーソンや、多様な国の人と協働して成果をあげていくことが求められるグローバルタレントの方々に役立ちそうです。
各ツールは、日本の認定パートナーである当社が、日本市場に向けて商品開発を進めています。リリースをご期待ください。