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5ステップで生産性が上がるGTD®とは

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「HRカンファレンス2017-秋-」に参加しました

「残業している社員が毎回同じなのはなぜか? 5ステップで生産性が上がるGTD®とは」と題して、11月14日(火)に「日本の人事部」主催の「HRカンファレンス2017-秋-」にて、GTD®の体験型ワークショップ(2時間)を実施しました。春のカンファレンスに続いて、今回が2回目となります。

4日間にわたるHRカンファレンスの初日・オープニングの時間(9:30~11:30)でしたが、前回よりも多くの方にご参加いただき、「働き方改革」や長時間労働是への関心がより高まってきていることが感じられました。

5ステップで生産性が上がるGTD®とは

ワークショップはまず、前回と同様に「働き方改革」とGTDがどのように関係するかという点からスタートし、制度やしくみの変更だけでは期待される効果はなかなか得られず、一人ひとりが、仕事にどう向き合い行動するかが鍵になることをお伝えしました。

続いて、GTDの5つのステップが何をねらいとしているのか、そしてその特長に触れ、5つのステップの一部を体験いただきました。
※5つのステップの概要についてはこちらをご参照ください。

GTDの特長としては、以下があります。

1. 自分自身が「やること」をコントロールして集中力を高めるために

  • 頭の中に「スペース」をつくる
  • 頭の外に、信頼できる「システム」を築く

2. 会社での仕事だけに限らない

  • トータルライフ・マネジメントシステムである

今回の参加者のほとんどは、GTDについて初めて学ぶ方々でしたが、限られた時間の中での体験を通じて、これらの特長に、多少なりとも関心を持っていただけたようです。

トータルライフ・マネジメントシステムとして

また今回、お申し込みの時点で、このワークショップに関する質問を提出していただきました。その中に、「生産性向上の一環で勤務時間が減ることは、残業代が減ることを避けたい社員には歓迎されないのでは?」、「キャリア構築のために時間とエネルギーを投入したい若手社員にとって、時間外勤務が減ることは、モチベーションを下げるのでは?」といった観点での質問がありました。ある意味、切実な問いです。

こうした課題については、一律的な制度やシステムの変更だけでは解決が難しいと考えます。制度やシステムによる対応に加えて、これらの環境にどう関わっていくかを『社員自ら考えて行動する』、つまり『自律』が不可欠な時代になっているのではないでしょうか。

先に述べたように、GTDは会社で行う業務に限らず、トータルライフ・マネジメントシステムとして、私たちの拠り所になるものです。制度やシステムだけに依存しない『自律』のための考え方や価値観を、社員の皆さんが持とうとしたときに、GTDがその真価を発揮する環境がまさに来ている――そうお伝えして、質問への回答とさせていただきました。

最後になりますが、熱心にご参加いただいた参加者の皆さま、企画・サポートいただいた「日本の人事部」の皆さまに、あらためてお礼申し上げます。

近藤 克明

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