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生産性向上の行動と意識を変える仕事術

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「HRカンファレンス2017-春-」に参加しました

働き方改革とGTD®

2017年5月19日(金)に、「<働き方改革> 生産性向上は5ステップにあり! 行動を変え、意識を変える仕事術とは」と題して、「日本の人事部」主催のHRカンファレンス-春-にて、GTD®のワークショップ(2時間)を実施しました。おかげさまで申込開始から比較的早い時点で満員となり、「働き方改革」に関する関心の高さがうかがえました。

ワークショップはまず、「働き方改革」とGTDが、どのように関係するかという点からスタートしました。長時間労働の是正は、時間管理や効率向上だけでは対処できません。置かれている状況の中で、何をどうするかを考え、主体的に動くことが必要です。

主体的に動くには、現実の自分の行動に着目し、「行動を変える」ことが必要です。「意識から変える」のは難しいからです。GTDは「行動を変える」ことを可能にします-そうお伝えし、GTDの具体的な紹介と体験へワークショップを進めました。

5つのステップで“無用”なストレスから解放

GTDは、5つのステップからなります。

GTD 5つのステップ

  1. 把握する(Capture)
  2. 見極める(Clarify)
  3. 整理する(Organize)
  4. 更新する(Review)
  5. 選択する(Engage)

時間の関係もあり、全ステップを詳しくご紹介することはできませんでしたが、とにかく頭の中にあることを外に出す(マインド・スイープ)、実行する際に考えずに起動できるレベルに落とし込むアクションリストの作り方など、可能な範囲でGTDのメソッド(システム)を体験いただきました。

参加者からは、「『把握する』をやればやるほど、自分が抱えているタスクの多さを再認識して、重い気分になるのではないか」「管理が大変なのではないか」という声も聞こえました。しかし、現状を振り返って、普段の生活ではどうなっているでしょうか。

おそらく大半の人が、仕事が忙しいときに「タスクが多いな」「どう管理するか」などを頭の中だけで対応して、“無用”なストレスがかかったままでいると思います。GTDは、頭に無用なストレスをかけずに、「私たちの頭をいかにクリエイティブな活動に使うか」を目指します。

今回のように限られた時間では、上記のような不安を解消するところまで実施できなかったのが残念なところです。ぜひ、あらためてGTDに接する時間を作っていただきたいと思います。

生産性向上のバイブル「GTD®」

GTDが他の管理手法や、タイムマネジメントとどう違うかについても、関心が高いと感じました。GTDの概念がまだない場合、他の手法との比較で理解しようとするのは、当然のことです。しかし、結論としては、GTDはそれらとは似て非なるものです。

企業や組織での実施事例や、効果についてのご案内など、終盤は駆け足になってしまいましたが、全体としては、まずは「GTD」という名前を知っていただき、「何か違うものがあるぞ」と感じていただけたのではないかと考えています。

今後も引き続き、生産性向上のバイブルと言われるGTDを、皆さまに紹介、体験していただく機会をつくっていきたいと思います。

最後に、ご参加いただいた皆さま、企画いただいた日本の人事部の皆さま、誠にありがとうございました。

近藤 克明

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