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パフォーマンス・コンサルティングを極める

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創立29年目を迎えて

「光陰矢のごとし」とはよく言ったもので、会社設立以来、今年で29年目を迎えることができました。スタート時のメンバーは7人で、年齢は異なるものの全員キャタピラー三菱の出身者でした。同じ会社出身で創業するメリットは、仕事の進め方や価値観が共有しやすいことでしょう。細かいことをいちいち言わなくても理解し合える環境にあったと思います。
逆にデメリットは多様性に欠けるので、単一思考になりがちなことです。また、途中で入社する人に、どうしても孤立感や違和感を与えてしまいがちです。

そこで、最初に行ったことは社名の決定はもちろん、この会社を何のために作ったか、換言すれば会社の存在理由を明確にすることでした。当時、ハーバード・ビジネススクールのマーケティング学者、セオドア・レビットの本を基に社内勉強会を実施していましたが、その中で、アメリカの鉄道会社がなぜ衰退したのか、その理由について書かれた箇所を参考に、当社の存在理由をディスカッションした記憶があります。その本によれば、「鉄道会社が衰退した理由とは、旅客と貨物輸送の需要が減ったためではない、また、鉄道以外(トラックや航空機)に顧客を奪われたからでもない。鉄道会社自体が、顧客の需要を満たすことを放棄したからである。つまり自社の事業を輸送事業ではなく鉄道事業と考えたために顧客を他に追いやってしまった」と書かれています。

ディスカッションの結果、私たちの会社の存在理由(理念)は「人や組織が問題解決を通して、自ら成長することを援助する」ということに落ち着きました。それを実施する社員の役割は、パフォーマンス・コンサルタントであり、会社の発足当初からパフォーマンス・コンサルタントの名称でお客さまと接しています。パフォーマンス・コンサルタントの使命は「解決すべき答はお客さまの中にあり、それを一緒に見つけて共に問題解決を図ること」と考えています。あれから29年経過しますが、この存在理由(理念)に変更はなく「パフォーマンス・コンサルティングを極める」ことに邁進しています。

しかし、存在理由(理念)だけではビジネスは成功しません。当社が会社設立から成長フェーズに移行できた要因は大きく3つあります。

1つは、新しい会社を興すのなら協力すると言っていただいたお客さまの存在です。そのお客さまには設立以来ずっと支え続けていただき、現在もお客さまであり続けていらっしゃいます。
2つめは、教育研修のプログラム開発・制作に協力いただいた国内外の企業の存在です。一緒に良い物を作っていこうとする、基本的な価値観を共有できたことは幸いでした。
最後は、資金面です。当時は、1年経過の決算で黒字を出さないと銀行は相手にしてくれませんでした。大手銀行からの大型案件が受注でき、資金的な見通しが立ったことで例外的に融資が実施されました。

この29年間を振り返ってみますと、人・物・金・情報の要素がビジネスに必要と言われますが、その中でも『人』の要素が一番だったと思います。金や物の準備をするにも人的ネットワークが不可欠です。29年前も現在も、人的ネットワークが何よりも重要であると痛感しています。

住友 光男

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