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状況把握と問題解決の力を高める思考ツール
(パワー・オブ・パーセプション)

状況把握と問題解決の力を高める思考ツール

ビジネスと個人の生活はこれまで以上に複雑で、ペースが速く、常に行動が求められています。私たちは行動すること自体が成果だと思い込み、十分に考えずに行動に飛びつくことがよくあります。まずは行動を起こし、その結果どうなるかを待ち、結果が良ければ行動を続け、悪ければ行動を止める――この方法は、何もしないよりはましですが、非効率的で、失敗する確率が高くなります。
パワー・オブ・パーセプションの10種類の思考ツールを使うと、うまくいかない可能性を事前によく考えることができ、意思決定がより効率的かつ効果的になります。

おすすめ

階層・対象

  • 新入社員

  • 若手社員

  • 中堅・ベテラン社員

  • 管理者

  • 経営者・経営幹部

  • 営業

  • 研究開発・エンジニア

  • 人事・人材開発

課題・テーマ

  • 営業力強化
  • 生産性の向上
  • 思考力・発想力
  • ファシリテーション
  • 現地法人での展開(海外プログラム)
  • 社内講師育成による展開可能

プログラム概要

目的 個人やグループの思考の質を上げる。
対象者 新入社員から中堅社員、管理者まで
人数

当社はお客さまと、1回あたりの人数、実施日数(所要時間)、開催回数と総受講者数などをご相談したうえで、お見積もりを提示しております。また、内容面も、お客さまの実施目的を伺ったうえで、一部カスタマイズし、実施しております。そのため、実施費用については個別契約になります。お手数をおかけしますが、概算費用については、当社までお問い合わせください。

なお、本プログラムを公開講座として当社内で実施する場合は、本サイトの「イベント・セミナー」にて、その内容と価格などの情報を掲載いたします。

期間
価格

プログラム詳細

思考に集中するための、シンプルで使いやすい10種類の思考ツールを使って、状況を明確にするためのフレームワークを作成し、広く包括的な視点を持てるようになります。より包括的、効果的、効率的に状況を把握し、問題解決の優先順位を考える力を磨くことで、行動を起こす前に結果を考慮する能力が向上します。

10種類の思考ツール

私たちの思考の間違いや不十分さのほとんどは、認識の領域にあります。もし認識が不十分であれば、処理がどんなに優れていても、効果的な問題解決策にはたどり着きません。10種類の思考ツールは、特定の「観点」に意識を集中するフレームワークです。注意の方向性を示し、思考プロセスを管理し、複雑な操作を簡単に示す「コマンド」として機能します。

C&S C&S:結果と連続性 Consequence and Sequel
行動、計画、下された決定、設定された規則、イノベーションなどによって起こる結果を考えます。重要な評価ツールの1つです。
P.M.I. P.M.I.:プラス、マイナス、興味深い点 Plus, Minus, Interesting
意思決定やコミットメントを行う前に、問題のあらゆる側面を検討するのに役立ちます。もう1つの重要な評価ツールです。
RAD RAD:認識する、分析する、分割する Recognize, Analyze, Divide
新しい状況の中で、慣れ親しんだものを探す手助けをします。何かを認識すると同時に、それに対して何をすべきかを知ることができます。
CAF CAF:すべての要素を考慮する Consider All Factors
状況におけるあらゆる要素を探るプロセスです。何を思い浮かべればいいのか? 何を省いてはいけないのか? 情報インプットの代表的なツールです。
A.G.O. A.G.O.:目的、ゴール、目標 Aims, Goals, Objectives
行動の背後にある意図を見るものです。私たちの目的は何でしょうか?
A.P.C. A.P.C.:代替案、可能性、選択肢 Alternatives, Possibilities, Choices
意図的に代替案を見つけようとするプロセスです。行動ツールであり、創造性を発揮するためのツールです。
O.P.V. O.P.V.:他の人の意見 Other Peopleʼs Views
他の人の視点に立つのを助けてくれます。探索のためのツールです。
K.V.I. K.V.I.:関係する主要価値 Key Values Involved
状況に含まれる価値に注目します。自分や他の人の価値観を確認し、調査、評価、計画、問題解決、意思決定など、さまざまな用途に使えます。
FIP FIP:最初の優先事項 First Important Priorities
多くの重要事項を、最初にやるべきことと最も重要なことに絞り込みます。
DOCA DOCA:決定/
デザイン、成果、チャネル、行動
Design, Outcome, Channels, Action
思考の結果と、その後に続く行動ステップを見るものです。

認識の落とし穴

  • 何かを探すのに失敗する
  • 状況の⼀部しか見ていない
  • 物事を省いてしまう
  • 結果や他の人の考えを考慮していない
  • 代替案を生み出すことができない

10種類の思考ツールは、こうした落とし穴を避けるのに役立ちます。

受講後に期待される効果

  • 自信を持って意思決定できるようになります。
  • あれこれ思考が散乱するのを避け、最も必要とされるところに的を絞って考えられるようになります。
  • 行動を起こす前に結果を考慮できるようになります。

特長

「木を切る」と言っても、立木を切り出すのと木材に溝を作るのとでは、使う道具(ツール)が違います。同じように、課題解決策を考える場合でも、状況によって観点が変わります。大局的にとらえるほうがよいこともあれば、より具体的に焦点を絞るほうがよいこともあり、また、既知のこともあれば、始めてのこともあるといったような、さまざまな状況に適した思考ツールを、まさにDIYで使う道具のように使い分ける方法を学びます。道具は使えなくては意味がないので、使うための練習も豊富で、ツールを使う感覚を養えます。

研修スケジュール(標準の場合)

1日目
9:00

1. オリエンテーション

2. イントロダクション:パーセプション(認識)の重要性

3. POPの10ツール

  • C&S
  • P.M.I.
  • RAD
  • CAF
12:00 昼食
13:00
  • A.G.O.
  • A.P.C.
  • O.P.V.
  • K.V.I.
  • FIP
  • DOCA

4. 応用と実践

5. コースまとめ、テンプレート、質疑応答、フォローアップ計画

17:30

インストラクターから見たプログラムのポイント

伝統工芸職人の道具はどれも手入れの行き届いた状態で並んでいます。手際よく手に取り、いとも簡単に木材から曲線を作り出す様子は、見ていて惚れ惚れとし、ため息が出る瞬間です。私たちも日々直面する課題に、このように対応できると良いと思いませんか?

課題の「素材」はさまざまですが、このプログラムではどのような課題でも、使えばテキパキと対処できる「道具」を用意しています。「思考の職人」になるためにツールの使い方を学ぶ、養成学校としての場を提供します。

近藤 克明
プロフィール詳細

和栗 章
プロフィール詳細

※上記以外のインストラクターが担当することもございます。

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