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マネジメントのための指導方法

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「動かない」要因を考える

  • 「やってほしいことを、部下がなかなかやらない」
  • 「部下が指示どおりに動かない」
  • 「何度も同じ間違いやミスをする」

マネジメント層の方々との面談では、共通の話題として、上のような、部下の行動に関するお悩みの声を、よくお聞きします。指導する側になったとき、必ずと言っていいほどぶつかる課題でしょう。

これらは、以前からずっと存在する課題ですし、近年の若手層の育ってきた環境の変化を踏まえると、今後さらに拡大するのではないかと思います。
 
■「最近の若い者は…」の弊害

「世代間ギャップが大きくて…」と漏らす声を、よくお聞きします。

例えば、

上位者「昔の俺たちはこうしてきたから、同じようにすればうまく行く」
若 手「今の時代は過去のやり方が通用しないのですよ」
上位者「まったく、最近の若い者は…」

…よくあるやり取りかもしれません。

しかし、世代間ギャップ、経験の違い、時代背景の違い…といった言葉でまとめてしまうと、部下が動かない本当の原因がうやむやになってしまい、改善行動のチャンスを上位者が見逃してしまう可能性もあると考えます。

部下は、なぜ動かないのか? もう少し深掘りしてみます。

先日読んだ本に、「ものが見える」ということはどういうことか、シンプルに示してありました。

  • 目の前にある”もの”の映像は、眼球を通じて光の強弱信号として脳へ送られる
  • 脳神経細胞のニューロンがその信号を受信し、認識する

つまり、ニューロンは、過去に見たことがあるもの、それが何かを認知しているものは、認識できますが、もし認識できなければ、その人にとって目の前の”もの”は、存在しないことと同じになるそうです。目の前に存在しないとすれば、”もの”に触れようとする行動も起きないでしょう。

例を挙げると、先日、内閣府から発表された「母子保健に関する世論調査」によると、マタニティマークについて、「知っていた」人の割合が53.6%、「知らなかった」人の割合が45.7%だったそうです。もしマタニティマークを見ても席を譲らない人がいたとしても、そもそもマークの持つ意味を知らないから、という要因もあるのです。

“部下が行動しない”という話に戻しますと、『見えている(知っている)のに行動しない』ということと、『見えていない(知らない)から行動しない』ことでは、同じ”行動しない”でも、意味が違いますので、指導のしかたには注意する必要があります。

■ 行動しない要因に適した指導をする

もし、目的や方法を認知できているのに行動しないのであれば、良し悪しに関わらず、その原因は本人の頭の中にあります。ここを明らかにしなければ、外的動機づけはまったく意味をなしません。一方で、新入社員のように『何が分からないのかが分からない』ような状態であれば、まずは、目的と方法を認知させる必要があります。

新入社員や若手の教育に、頭を悩ませている方も多いと思いますが、指導者が『自分には分かる、相手も分かっているはずなのに、なぜ動かないのか?』という考えを持っているようであれば、まずは、『若手には本当に見えているのか?』を確認することが大切です。

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