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参加型のオンライン研修設計をするために

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「オンライン研修コースデザイン」のご案内

オンラインの研修設計に必要なノウハウとは

研修のオンライン化への一時的な対応が済み、来年度以降の企画も動き始めます。あらためて、効果的なオンライン研修の設計(デザイン)を考える時期です。実際に、7月と8月に当社で実施した無料セミナー「『今までやっていた集合研修』をオンラインで実施するために」でも、〈オンライン研修で受講者が集中力を保つ休憩のタイミングは?〉など、研修設計に関わる具体的な質問をいただきました。数ヵ月間の試行錯誤で得た知見をどう整理して研修設計に落とし込むのか、解決策を見出せない研修担当の方も多いようです。

オンライン研修のスタートは、当社も試行錯誤の連続でした。グループワークや発表、教材の配付と使用方法、時間管理、理解度の確認など、集合研修とまったく同じやり方にはできない点が多々あります。また、使用するオンラインツールや、配信側と受信側の通信環境という要因も、研修の運営に影響を及ぼします。しかし、年間にのべ500件ほどの研修を実施する当社インストラクターの経験から、現在では、オンライン研修の設計に必要なノウハウを導き出し、皆さまに提供できる教育研修プログラムの開発に至りました。

キーワードは「共感と配慮」

経験を整理していく中で、見えてきたキーワードは「共感と配慮」です。

集合研修では、クラスを観察しながら進行できるので、例えば、昼食後の時間帯に眠気に襲われている状態にもすぐ気づきますし、声をかけたり、軽い雑談やストレッチの時間を取ったりといったその場での対応も容易です。一方、オンライン研修で同様の対応を行うためには、設計段階からの「共感と配慮」が必要になります。受講者がセミナー中にどういう状態になるか、どうすればより良いセミナーができるか、「共感と配慮」を心掛けることで、集合研修とのギャップを最小限にすることができます。

ラーニング・マスターズは、参加型(双方向型)の研修運営を大切にしています。これはオンライン研修でも同様です。今回開発した「オンライン研修コースデザイン」でも、オンラインという制約の中で、どう双方向を創出するかという観点から、「共感と配慮」を心掛けた設計技法を考察しています。

オンライン研修コースデザインの概要(標準の場合:全3回)
  • 集合とオンラインの双方に役立つ「研修設計の基本構造」
  • オンライン研修設計の留意点
  • 受講者が担当する研修を実際に設計、
    それを改善していく「オンライン研修のトライアル」

特に以下のような方におすすめです。

  • 既存の集合研修をオンライン研修に再構築する方
  • 新たにオンライン研修を設計する方
  • これまで自己流で研修の設計をしてきたが、しっかりと理論や原則を学びたい方

ニューノーマルな状況下の「学び」について、一度立ち止まって考える機会にしていただければ幸いです。ぜひ、当社パフォーマンス・コンサルタントまで、お気軽にお問い合わせください。

和栗 章

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