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人材教育の世界的課題と傾向

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「TOYFNET」に参加しました

先日、毎年恒例の会議「TOYFNET」に出席するため、海外に出張してきました。TOYFNETには、教育研修プログラム「考えをまとめるスキル・説得するスキル(Think on Your Feet®)」を扱っている会社のメンバーが、世界各国から集まります。今回の参加者は、世界11カ国から34名でした。

会議では、各国の近況や傾向、課題に関する情報共有や議論を行いましたが、印象的だった議題を3つお伝えします。

1. 学生や子どもへの教育について

私たちが普段行っている研修は、ほとんど、企業で働く人を対象に行っています。
しかし、海外では、”GEN Y(じぇん わい)”と呼ばれる1985年以降に生まれた人(学生)を対象に、コンサルティング会社が研修を行っているケースが結構あるようです。
日本の学校では、国語・数学・英語・理科・社会といった受験科目を中心的に、カリキュラムが組まれていますが、海外ではコミュニケーション能力や、対人理解力を向上させるための教育機会も、カリキュラムとして取り入れているのでしょうか。
そういえば、5月22日(日)18時からNHK教育テレビで放送していた番組でも、アメリカの大学で、当社でも扱っている思考系プログラム「思考の品質を上げるための思考スキル向上(Six Thinking Hats®)」を活用しながら、チームワークやコミュニケーションに関する学びを促していました。(ここでは外部のコンサルティング会社ではなく、大学の先生がファシリテートしていました。)

2. ソーシャルメディアの活用について

FacebookやTwitterといったソーシャルメディアを活用した、効果的な研修についての話し合いもありました。
上記1.と関連しますが、”GEN Y”はソーシャルメディアを含むネット社会の中で育ってきていますので、”BOOMER”や”GEN X”といった世代とは、異なる考え方や志向を持っていると、強く感じているようです。(この点は、最近の日本と事情が似ているように感じました。)そういった”GEN Y”の、考え方や志向にフィットする研修機会とは、どのようなものかを議論しました。
明確な結論や有効な回答、アイデアはそう多くは出ませんでしたが、この点は日本も似たような状況ですので、私たちの会社でも同じ議論をしてみる価値はありそうです。

3. 顧客経験価値の最大化について

最後にもう1つ、”顧客経験価値”についてです。多くの参加者がこの言葉を使っていましたが、私たちには”顧客満足”といったほうがなじみやすいですね。
上記の”GEN Y”のような世代に合わせた対応だけでなく、お客さまの業界や受講者の知的レベル、研修期間(半日間? 1日間? 2日間?)などといった、お客さまの提示するさまざまな条件や状況への対応力や適応力が、ますます重要になっているということでした。
この点は、私たちからすると、今に始まったことではありませんし、業界や仕事内容に依らず、どこでも当たり前に重要なことなのでは…と思いながら議論を聴いていました。

ただし、ラーニング・マスターズは「 Programed instruction」という考え方を持っています。つまり、受講者の学びにつながるように設計されたプログラム設計や、インストラクションを行っています。その考え方を崩して、何でもお客さまの要望に応えることが、果たして両者満足の関係づくりとなるのか、見極めが大切だと考えています。

最後に…。
自分の持っている(認知している)意識や経験の枠の中だけで発想し、行動している状態だと、自分は何ができて、何ができないのか、不足している点は何かなど、自分を客観視できないのではないかと感じました。つまり、今回の会議のように、国も異なり、会社も異なり、年代も、性別も、経歴も、さまざまな点が異なる人たちと交流し、議論をすることで、自分の枠から外れた思考や発想に触れ、そして初めて、自分を客観視できるのではないかと思いました。個人だけでなく、自分の所属する会社を客観視することも重要ではないでしょうか。

 

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考えをまとめるスキル・説得するスキル(Think on Your Feet®)

思考の品質を上げるための思考スキル向上(Six Thinking Hats®)

 

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