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講師として見た2011年度の新入社員3つの課題

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2011年度新入社員導入研修を終えて

2011年度新入社員の皆さま、入社おめでとうございます!

今年も例年どおり、新入社員導入研修を実施しました。例年であれば、晴れやかな気持ちで4月を迎えるところですが、今年は震災の影響もあり、どことなく落ち着かない雰囲気であったように感じます。

講師として見た今年の新入社員

今年の新人はというと、社会問題になるほどの就職活動と、入社直前の大地震を体験してきたこともあり、良い緊張感を持っている印象を受けました。「社会人になる準備」はできているようです。とは言え、モチロン課題もあります。導入研修を実施した講師の立場から、特にお伝えしたいのは、以下の3点です。

1. 話を整理する

話をすることが好きな方が多いようですが、仕事上でも雑談の延長になってしまい、話したいことをすべて「しゃべって」しまっています。また、話しているうちに、自分でも何を言いたいのか分からなくなることもあるようです。話のポイント、順序などを整理して伝える必要がありそうです。会話だけでなく、文章を書くことについても同様です。

2. 相手の立場で考える

コミュニケーションが一方通行になりがちです。上記にもつながりますが、報告をするにも、「課長であれば何を聞きたいか」や、先輩との会話も「こういう表現は失礼かな」など、ちょっとした気配りがあると、コミュニケーションが円滑になると思います。

3. 継続する

研修中でもそうですが、少し単調な作業が続くと飽きてしまう傾向がありました。集中力は、60分が限界かなという印象です。「分かった気」になってしまうことが多いようです。仕事上認められる能力は、「知っていること+できること」と定義できると思います。仕事として「できる」レベルまでの道のりは、そう簡単ではないと思いますが、根気よく繰り返し実践することが重要です。

これらを参考に、仕事を通してさまざまな経験をすることで、多くのことを学び、社会人として成長いただきたいと思います。新入社員の皆さまのご活躍を期待しています。

竹内 成司

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