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グローバルコミュニケーションを前提とした世代の新入社員

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2012年度新入社員導入研修を終えて

今年も多くの企業で新入社員導入研修を実施しました。東日本大震災後の、日本が大変な時期に就職活動をし、入社してきた新入社員の皆さまが、どのような意識を持ち、仕事に向かおうとしているのか、期待を持ち研修に臨んで参りました。

全体の研修を通して感じた点を、導入研修を実施した講師の立場から、3点お伝えしたいと思います。

1. グローバル化

1つの変化としては、採用のグローバル化が一段と進んだなという印象を持ちました。全体に占める海外出身の方の割合も増えましたし、国内採用・海外採用を問わず、まったく同じプログラムを実施する企業も、増えたように感じます。母語ではない日本語でのプログラムを問題なく理解し、コミュニケーションもスムーズで、その対応力には驚かされました。

このように、入社時から当たり前に、さまざまな国にルーツを持つ同期とコミュニケーションをとることで、「グローバル」が特別なことではなくなっていくのではないでしょうか。

2. コミュニケーション力

以前からよく課題となっていますが、新入社員同士のコミュニケーションは、問題がなかったように感じます。いい意味でも悪い意味でも、「カドが立たない」コミュニケーションがとれるという感じでしょうか。全体的にあまり自己主張はしないなという印象です。

一方で、上司とのコミュニケーションには、多くの方が不安を感じている様子です。特に、お話を聞くと、具体的にどのようなシチュエーションでどんなコミュニケーションが求められるかといったイメージが持てないようです。配属先での実務はこれからのタイミングでもあり、仕方がない部分もあります。

親や教師とも友達感覚で付き合うことが多くなってきた世代でもあるでしょう。世代が違う上司との関わり、すなわち「想定外の出来事」に対応する準備や、そうした状況で戸惑うであろう自分自身への準備や心構えをしておくことも、必要になりそうです。

3. 話を整理して伝える力

グループワーク後の発表など、メンバーの意見をまとめ、発表する力は、個人差はあるものの高いと感じました。しかしながら、その内容はかならずしも深いとは言えません。急な質問や、「これについてはどう思う?」「どう感じる?」などの質問への対応力には、心配な点があります。

正解を答えることも大切ですが、疑問を持つことや自分としての考えなど、「もう1段、深く考える」ことも、これからより求められるのではないでしょうか。

新入社員についてまとめてみましたが、「グローバル」「コミュニケーション力」「伝達力」など、結局、今のビジネスパーソンすべてに通ずることのようにも感じます。いずれにしても、新人の皆さんのがんばりが起爆剤になり、各企業に良い影響を及ぼすことを期待しております。

新入社員の皆さん、がんばってください!

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