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知的生産性のデフレスパイラルから脱出するためのGTD®

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「ストレスフリー」で高い知的生産性を目指す

生産性を上げるために必要なことは?

職業柄、手足を使う作業より「考えて生み出す」とか「考えて実践する」といった、頭を使う仕事が多いため、頭がうまく働かなければ生産性が上がりません。頭=脳がうまく働くためには、そもそも健康でなければならないでしょう。

健康に必要な要素は、適度な睡眠、食事、運動であると言われています。この3つをあらためて見てみると、いずれも仕事ではない「OFF」に行う要素です。仕事が増えるなどOFFの時間がなくなってくると、徐々に健康でいられなくなってくるでしょう。長期間続けば脳の活動も低下して生産性が下がってしまいますが、仕事は減るどころか増える一方…。そうなるとさらに不健康→生産性低下→不健康…。

こんな状態を、「知的生産性のデフレスパイラル」とでも呼びましょうか。実は、私自身、多忙になるとたびたびこの状態に見舞われていました。悩みながらも、解決策は見いだせず、仕事術や時間管理のハウツー本などを読んで実践もしてきましたが、どれも長続きしません。今振り返ると、これらは根本的な解決策ではなかったのだと思います。

そのような中で出会った手法が、「GTD® Getting Things Done® ストレスフリーの仕事術」です。最初は、よくある仕事術のたぐいだろうと思いましたが、「ストレスフリー」のキャッチコピーにひかれて実践し始めたところ、驚くほど効果がありました。頭がスッと軽くなり、気分がとても晴れやかになったのを覚えています。これまでのさまざまな仕事術は長続きしなかった私ですが、GTDは今でも続いています。

「情報整理」の思考法

GTDが私に合った理由は、2つあると考えています。まず1つは、この手法が仕事術のハウツーではなく、あくまで「情報整理の思考法」であったこと。そして2つめは、GTDが、行動を考える「脳」の機能を忘れていないことです。

どれだけすばらしいビジョンを描き、また明確な目標や具体的な計画を立てても、行動の指令はすべて脳が行います。その脳が正常に機能できる環境がなければ、高い知的生産性は期待できないとGTD開発者であるデビッド・アレン氏は言っています。「デフレスパイラル」に陥っていた私には、大いに共感できる点でした。

GTDはとても良いプログラムですが、本を読むだけでは難しく感じるところが欠点です。日本でも、すでにGTDを実践されている方は多いことと思いますが、チームメンバーに良さを伝え切れなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、今後はご安心ください。今年、ついにGTDの正規プログラムを、国内の皆さんに提供できるようになります。その詳細は、近日中にご案内いたします。私も楽しみにしています。

GTD® とは?

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