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2013年度新入社員 3つの傾向

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2013年度新入社員導入研修

今年も例年どおり、いくつかの企業で新入社員導入研修を実施しました。日本生産性本部による今年の新入社員のタイプでは、「ロボット掃除機型」と表される世代です。(参考:平成25年度 新入社員のタイプ | 公益財団法人日本生産性本部

実際どのような傾向があるのか、全体の研修を通して感じた点を、3点お伝えしたいと思います。

1. ビジネスマナー

毎年、ビジネスマナーに対する興味または心配は、大きいと感じます。一方で、入社時はこんなにも熱心なのに、実際のビジネスシーンでは意外と「できていない」人が多いのはなぜか? という疑問もあります。

質問の内容を聞いていると、「型」にこだわる傾向が強いと感じます。基本的な「型」を知ることはもちろん大事ですが、状況に合わせて「相手の立場に立って考え、ふるまえる」ようになることも重要だと思います。

2. 積極性

今年は総じて、積極的であったと思います。最も顕著だったのは、質問の数です。実際、予想以上に質問が出て、終了時間をオーバーしたこともありました。

学んだことに、まずは疑問を感じることも大事ですし、それをそのままにしないということが、さらに重要だと思います。ぜひ、「知る、理解する」ことに積極的であり続けてほしいと思います。ただ、質問の仕方には注意が必要だと感じました。

3 期待に応える

今年は特に、「自分たちは何を期待されているのか」を知りたがっていると感じました。これは、これから配属され、OJTをする際のポイントになると思います。「こんな風になってほしい」というよりは、「コレをしてほしい」「アレをできるようになってほしい」といった、具体的なものを知りたいようです。

それが分かれば、期待に応えようとする姿勢はあるように感じました。研修中でも、こちらの働きかけ方でずいぶん反応が変わりました。

以上、今年の新入社員の印象についてまとめてみました。少しずつ日本経済も上向いてきていると言われる中、新入社員の皆さんへの期待は大きく、また、活躍の場もより大きくなっていくと思います。1日も早く会社の戦力となり、仕事を楽しんでいただければと思います。新入社員の皆さん、がんばってください!

竹内 成司

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