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グローバル人材としての日本人

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インドネシアへの一人旅を通じて

前回のコラム「グローバル人材の原点」というテーマに続いて、私はグローバル社会における「日本人としての特性」について、少し考えてみたいと思います。

「日本人としての特性」と言っても、日本で日々過ごす中で見つけることは、容易ではないと思うのですが、海外を訪れると「日本人はやっぱり…!」というような実感を抱く機会に、多くめぐり会えます。本コラムでは、直近の海外への一人旅を振り返りながら、①旅の工程、②驚いたこと、③考えさせられたことの3点をお伝えします。

① 旅の行程
昨年の10月末に、計5日間のインドネシア旅行に単独で行ってまいりました。最初の2日は学生時代からの友人を頼ってジャカルタで過ごし、3日目以降は単独で、ジョグジャカルタという、インドネシアの京都のような場所を訪れました。ジャカルタでは市内観光と、駐在員生活の疑似体験をさせてもらい、ジョグジャカルタでは2つの世界遺産観光を中心に、異文化体験をしてきました。

② 驚いたこと
最も驚いたことは、街の活気です。富裕層が多い地域ばかり見ていたせいかもしれませんが、インドネシアは人口の3 分の 2(66.2%)が生産年齢(15~64 歳)の層であるというデータが出ているように、街中で見かける人が、本当に若い人ばかりでした。車やバイク、スマートフォンなどのプロモーションも多く見かけ、国民の購買力が高まりつつある状況が垣間見えました。

③ 考えさせられたこと
インドネシア人の信仰心の強さは分かりかねますが、この国は世界最大のイスラム人口国とのことで、「イスラム文化の影響」を至るところで確認することができました。朝方4時頃から流れてくるサラート(礼拝)の放送、公共施設にあるお祈り部屋、さまざまな施設で見かけるキブラ(メッカを指した矢印)など。
行程の中で、特に考えさせられたのは、現地ガイドさんからの「インドネシアのイスラム教信者は、これだけお祈りをしたり、信仰したりしているけど、街中にゴミを平気で捨ててしまうのです。日本人はイスラム教信者じゃないのに、コーランに書かれているような、清潔さ、礼儀正しさを実践できていることはすごいと思う」とのコメントを聞いた時でした。

私自身、人材開発の仕事に研修講師としても携わる中で、「行動変容の困難さ」を痛感しておりますが、子どものころから信仰を深めている宗教を持ってしてでもまねできない、「日本人の良き特性」があるとするならば、それは日本人として誇らしいものではないかと感じました。今回の旅は、以前のコラムにもありましたように、グローバルな環境で働くキャリアビジョンを持ち、英語を含む多国籍の人と、コミュニケーションを図るための一定の語学力を有していれば、日本人は国際的にとても貴重な人材になりうるのだろう! と心強く思えた経験です。

今後、私は、「人材開発」を通じて、他国の方との関わりがさらに増えてくるかと思いますが、ACミランの本田選手が「Samurai Spiritsとは何か?」と質問を受けていたように、「日本人ってどうして○○なの?」と聞かれたときに的確に答えられるよう、自国の文化や特徴についても理解を深めていきたいと感じているところです。

田所 祐輝

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