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インターフェースとしての営業担当者

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「インターフェース人材」の重要性

「インターフェース人材」とは私が考えた造語です。もともと「インターフェース」という言葉の意味は、

インターフェース【interface】
機器や装置が他の機器や装置などと交信し、制御を行う接続部分のこと。特にコンピューターと周辺機器の接続部分、コンピューターと人間の接点を表す。
(岩波書店 広辞苑第五版より)

このように辞書に定義されています。ここで注目したいのはコンピューター本体がいかに高価なものであっても、インターフェースがないとまったく役に立たないという点です。個人的な例をあげると、音楽を聞きながら通勤することが多いのですが、5月の連休明けに、インターフェースであるイヤホンを家に忘れてしまい、5,000曲ものデータが入っているデジタルオーディオプレーヤーがただの箱、またはおもりでしかなくなるということを経験しました。

さて、題名の「インターフェース人材」についてです。私はこの言葉を、企業の中で社内と社外の接点となり、社内の良いものを社外へと伝える、またはその逆に、社外の良いものを社内へと伝えることができる、企業の枠を越えられる人材という意味で考えました。

変化が常態化している現在の状況で、いかに「有益な情報」を得るか、また、いかに「有益な情報」を発信するのかという部分の重要性は、増してきています。このような状況において重要視されるのが、インターフェースとして内外の情報をつなげる人材ということになります。

近年、情報技術が発展を遂げたことによって、さまざまな情報にアクセスすることが容易になってきました。データの活用も盛んです。「いかに社内の良い物を外へと伝達していくか」「いかに社外の情報を社内にフィードバックしていくか」という活動を、うまくやっていくことが、組織にとって重要になってくるのは自明なように思えます。

実は、この「情報をやりとりする活動」は、以前より企業の中に職種として存在しています。その役割こそ「営業職」です。環境は変わりましたが、それでも、顧客と直接接点を持つことによる情報のやりとりは、依然として強い影響力を持っています。

営業職がインターフェース人材となって動き回るには、もちろん企業や営業部門としての戦略や、システム上の整備などが必要になってくるでしょう。環境の変化によって触れる情報量は増加していますので、個々の営業担当者が「有益な情報」を、取捨選択しながら社内にインプットする力や、社内から社外へとアウトプットする力を、今後はより磨いていく必要があるのではないでしょうか。

情報のインプットとアウトプット、そして、そのインターフェースという観点で、営業担当者としての必要な能力やスキル、また営業担当者の育成教育も再度チェックしてみてはいかがでしょうか。

林 健太郎

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