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オンライン企業研修のグループワークを
コントロールするには

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オンライン企業研修の課題を考える 第5回

当社がオンライン研修を実施した試行錯誤とノウハウを紹介するシリーズ「オンライン研修の課題とメリット」の第5回は、「グループワークをするうえで注意する点」の後半です。講師・運営側の視点からのコツと、受講者側の視点からのポイントをお伝えします。当社講師陣から寄せられた情報を、できるだけそのままお伝えしていきます。ぜひ今後の皆さまの人材育成にお役立てください。

シリーズ「オンライン企業研修の課題を考える」

  1. オンライン研修を実施して感じる課題
  2. グループワークをするうえで注意する点
  3. 今後に向けての注意点、または期待すること

2. グループワークをするうえで注意する点

グループワークのコツ、tips

(「講師・運営側」として)

当社講師陣から寄せられた情報

  • Googleドライブなどのクラウドストレージが利用できると、グループワークの自由度が増す。1つのファイルで共同作業がしやすく、保存したファイルをそのまま提出物として扱うこともできる。
  • 講師は2つ以上の機器からセミナーに参加しておく。通信トラブルなどで参加し直す受講者の対応用に、パソコンのメインアカウントは常にメインルームに残し、ブレイクアウトルームを見に行くときは、スマホやタブレットといったサブアカウントを使用する、など。
  • 実施の際に、細かい指示が必要。例えば、Zoomのブレイクアウトセッション終了時間60秒前を知らせるポップアップは、「OK」を押さないように伝えておかないと、その時点でブレイクアウトルームを出てしまう人がいる。

受講者の環境やセキュリティなどに違いがあるため、できる範囲で行います。また、事前の確認も重要です。第2回にもありましたが、オンライン研修に慣れていないといった事務局に対しての働きかけも必要になるかもしれません。

グループワークのポイントやアドバイス

(「受講者側」として)

当社講師陣から寄せられた情報

  • 脱線するとファシリテーションが難しいので、ワークの内容や指示の確認が重要。ブレイクアウトルームのチャットにも表示してあるとよい。
  • 知らない人同士で司会役を決めるのは集合型より難しい。受講者の自主性に任されるよりも、あらかじめ講師に決めてもらう方がよい場合もある。
  • 司会役は発表者を指名する。
  • 意見が言いやすい雰囲気を作る。
  • 発言の際は、タイムラグに気をつける。
  • 発言者への反応に迷うことがあっても、できるだけ反応を示す。うっかり忘れてしまうことがあるので注意する。
  • ワークの時間を意識する。

これらは集合型の研修でも必要なこと、また問題として起こりうるものですが、オンライン研修の場合は、反応が遅れてしまうことや、講師からの情報が共有画面に限られてしまうことが、特に注意すべき点です。講師として、グループワーク運営で注意する点は、第4回でも紹介しています。

発言者への反応についても同様です。集合型であれば、顔や体を向ける、小さく頷くといった姿勢で示すこともできますが、オンラインでは集合型より大きな反応が必要になります。反応がないと傾聴不足と感じられる可能性もあります。

今回は、参加者が安心して参加できるように、ファシリテーション上のポイントも含めてお伝えしました。次回は、今後のオンライン研修の注意点、また期待することをお伝えします。

近藤 克明

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