休暇の前にGTD®

投稿日:

長期休暇をしっかり休日にする洗い出し

長期休暇で生まれる仕事の不安

7月に入り、いよいよ夏本番です。夏期休暇をとって旅行へ行く方も多いでしょうか。しかし、ようやく仕事を離れた時によく起こるのが「あの案件、そういえば…」「○○さんからの返事がそろそろ来ているかな…」といった、休み中にもかかわらず、仕事のことで不安になる状況です。

1日、2日程度の休みであれば、気になってしまう前に仕事が始まっても、長期休暇だとそうはいきません。最近は、セキュリティの関係で資料や端末の持ち出しも禁止されて、気になっているのに確認の手段がないまま、休日が過ぎていきます。

仕事と休みはしっかり切り換えて、リフレッシュしよう!とよく言われますが、その切り換えが難しいんだよ!と言いたくなります。

仕事と休日を切り替える

切り換えがうまくいかず、休み中に仕事のことで不安な気持ちになると、心が休まりません。また、その気持ちが表に出て、接している家族や友人に気をつかわせる場合もあります。せっかくの休みのはずが、中途半端な時間の使い方になりかねないのです。

なぜ切り換えがうまくいかないのでしょうか。まず、休みに入る前の段階で「気になること」の洗い出しができてない可能性があります。忙しい中でなんとか目の前の仕事を片付けて、いざ休みに突入しても、目の前の仕事以外の「気になること」を洗い出せていないために、休み中にふと思いついて気になってしまうものです。

もう1つの原因は、「気になること」が洗い出せていても、それらが具体的な行動のレベルまで明確になっていないケースです。例えば、「休み中に、あれもこれもしなきゃいけないんじゃ…」とか「この『資材の件』っていう『気になること』はすぐやるべき××の件ではなかったっけ…」といった不安が襲いかかってくることになりかねません。

頭の中の「気になること」を書き出す

これらを解決するには、まずは、ある程度の時間を確保して、「気になること」をすべて洗い出します。日々の仕事が忙しいと、どうしても「洗い出す時間」が惜しくなりますが、あれもこれもと目一杯になっている状況をまず脱することが必要です。

その際には、「気になること」を一つ一つ、書き出すのがベストです。これだけで、頭の中で漠然としていたものが、少し明確化されます。「気になること」が抽象的な場合は、具体化すると良いでしょう。

具体的な手法や詳細は、当社の教育研修プログラム「GTD® Getting Things Done® ストレスフリーの仕事術」のセミナーを受講、または、GTD Japanサイトや書籍を参照してください。

休暇の前には、「気になること」の洗い出しを忘れずに。GTDで、休日が休日として集中したものになれば幸いです。

林 健太郎

GTD® とは?

ページの先頭へ